四季 生き物達の風景

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zoom RSS 不完全燃焼の夏B(最終回) ミミズ腫れの樹

<<   作成日時 : 2016/09/27 20:08   >>

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皆様こんばんは
ちょっと夏が帰ってきました^^。でもやっぱり平日ですね。

せんだっての9月のシルバー3連休も初日の小晴れ以外はまた
雨でした。そしてやっと晴れた25日の日曜は墓参りでフィールド
へは出られませんでしたが、東京のビルに囲まれた墓地では
彼岸花に来た大きな黒いアゲハナガサキ?)と墓石に止まり、
手を出すと乗ってくれたアキアカネに会いました。もうセミはいま
せんでしたがカネタタキコオロギの声が響いていました。


話は変わりますが、ラジオでエンマコオロギの横浜での初鳴きが
今年は9月3日で、去年の8月19日より遅れて平年並みだったと
気象予報士の森田正光氏が言っておられましたが、どう考えても
8月のお盆前には鳴き出すのでおかしいと思っていました。
そうしたらやはりプロ昆虫写真家の森上信夫氏がブログでそれを
指摘されていました。
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    エンマコオロギ メス(メスは鳴きません) 2012年 9月30日 栃木県

さての写真は、ネット上でアップされる種類に傾向が見られます。
やはりきれいで見栄えのするファンの多いチョウトンボ、マニアに
人気のクワガタ・カミキリ、そして子供に人気のカブトムシなどが多い
と思われます。その中でも特に甲虫類は採集家の撮った写真が殆ど
に見え、甲虫は採集されるの独壇場になっている感があります。
その結果標本になるために生まれて来たような状況が一部の種類
と産地で起きています。昆虫中心のカメラマンとしては、もっとその
生き様をじっくり撮ってやらねばと思っています。
もちろん本格的に生態を撮られている方もいて、見事な成果を上げて
おられるので私も頑張らないといけません^^。


ただ面白いのは必ずしもファン人口の多いが人気とは限らない
ことです。このブログの閲覧数上位群は、チョウトンボなどを大差
で引き離しているキリギリス類です。1番人気はクツワムシ、2位の
クビキリギスをダブルススコア弱でぶっちぎっています^^。
次いでバッタ類トンボの倍近い閲覧をいただいてます。
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     オオクサキリ オス緑色型      2016年 8月14日 栃木県

そんな中で撮ってみたい種のひとつが今回のターゲットです。
クリスマスツリーの代名詞モミは丘陵から低山の森林に生えています。
そのモミの幹にトップ写真にあるミミズ腫れのような痕跡が見られる事
があります。これはカミキリムシ幼虫が材に穿孔し食べた痕跡です。
私の行くフィールドでは数はさほど多くないものの、安定して発生して
いるようなので、探してみることにしました。
自県でも地域によってはよく採集されている場所もあるようですが、
私のポイントからはまだ記録は無いようです。
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これは自県の別の地域の食痕です。2015年1月25日埼玉県
下から上に幼虫が食い進み、一番上でサナギになっています。
樹皮が剥がれて下側が丸く切り欠かれていますが、ここの丸い
部分が羽化した成虫が脱出した穴の痕跡です。

私が行くエリアではあちこちでこんな樹が見られます。
ただ山は険しく、ツキノワグマイノシシ二ホンジカがいるので
安易に登れず、到達できない場所が多いと思います。
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    カミキリ幼虫の食痕 埼玉県 上:2016年9月3日 下:2015年2月15日
今年のものと思われる羽化脱出孔も見つけました。
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     羽化脱出孔 カミキリ成虫になって出てきた  2016年9月10日
このカミキリムシは晩夏から初秋の30℃を超える暑い日に、メスが
産卵のため低い樹幹に姿を見せると言います。

ここ数年暑い日が多いので、は怖いですが狙ってみることにしました。

ところがどっこい! 8月中旬からず〜〜〜〜〜〜〜っと休日は曇り&雨
晴れ間の出た日は行ってみましたが、30℃には程遠い気温でした。

気候は年によって変化するから低温の年は子孫を残せないと困るので、
多少気温が低くても来るのでは? というかすかな望みはやはり甘かった
のか、死骸などの痕跡すらも見つかることはありませんでした。


それでも山中には何かしら被写体はあったり居たりします。
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     とげとげの雪だるま         2016年 9月10日 埼玉県
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     正体は・・・シロオニタケ   毒キノコです。  2016年9月17日
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    キイロスズメバチに擬態していると思われるアブ。林床で産卵行動?
         多分オオヒゲナガハナアブ      2016年 9月17日 埼玉県
撮影していると林内各所で獣臭を感じます。などと同じ草食系の
匂いで、を食べたりした痕跡が無いので、恐らくシカイノシシ
思われますが、は確実に居るので油断できません。
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      私にたかっていたシラキトビナナフシ メス羽化不全
                             2016年 9月17日 埼玉県

モミの幼木の枝に何か付いています。40mmほどの毛虫のようです。
撮影して画像を見るとなんとツガカレハ幼虫でした。通常8月中旬には
終齢でサナギになるはずなのに、まだこの大きさでいるとは・・・。
この幼虫については山地での生育パターンは多岐に渡るようです。
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     ツガカレハ幼虫 擬態&保護色で隠れる 下はトリミング拡大
      右側が頭で黒く2列の毒毛帯がある  2016年 9月17日 埼玉県


という訳で今年の夏は最後まで空振りの不完全燃焼に終わりました。
来年はこの足踏みを何とか解消したいものです!


おまけ
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      アカアシオオアオカミキリ メス    2016年 9月4日 埼玉県
今回も閲覧いただきありがとうございました。
そして気持玉いただいた方々にも感謝いたします。
今後もよろしくお願いいたします。

では次回もお楽しみに!

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
興味深い食痕ですね。
私は絶対見つけられないと決めつけて一度もこの種を探索したことがないです。(^^;)
来年は是非良い成果があがることを祈ってます。
アカアシオオアオカミキリもいいですね。
これは自分のフィールドにもいるのは判ってるのですが中々下の方に降りてるタイミングで会えないので羨ましい限りです。

ジダン
2016/10/03 11:32
ジダンさん こんばんは
ありがとうございます^^!

古い食痕がたくさんあったので、探したら
まだ新しいのも見つかり、近隣を探索して
立ち回りそうなポイントを見つけました。
数年の内にゲットしたいですね^^!
何せ有名産地は虫より採集者の方が多い
みたいで撮影困難でしょうから。

アカアシは最近地元が全くダメで、山梨
でも見ないし弱っていました。
仲間のフィールドへ行って話を聞くと
いそうな気がして、案内してもらったら
本当にいました! 久々の勘的中です。
つばさ2号
2016/10/03 21:22
ツガカレハ、一瞬探しました。
みみず腫れのカミキリは何でしょう?
まさか一頭の痕ではないんでしょうね。
相当大きなカミキリを想像します。
toki
2016/10/06 08:18
tokiさん こんばんは

虫を探す時、動きを捉えるのが重要ですが、
動かない場合も多いので、背景に化けている
奴をいかに見破るかがポイントです^^。
私も達人のレベルでは無いかもしれません。
ただ経験は大事だと思います^^。

カミキリはミミズ腫れ1本に1匹です。
名前にオオが付くのでその仲間では
最大種ですが、せいぜい3センチです。
ありがとうございました。
つばさ2号
2016/10/07 00:23

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